野猿峠と多摩動物公園・2015.05.05
ゴールデンウィーク連休も4日目、今日は野猿峠をハイキングすることにした。
「野猿峠」は50年ほど前に多摩丘陵、京王線八王子駅~新宿駅間の北野駅~高幡不動駅~百草駅間の浅川に沿った多摩丘陵の尾根を歩く自然林ハイキングコースのことです。
春には橙色のツツジが2メートル程の道両脇に咲き乱れ、当時私達小学生は1年から5年生までの生徒全員での春のハイキングコースでした。
そして、高校時代に一度春の遠足で行ったのを最後に歩いたことはありませんでした。
その後、昭和の高度成長・バブル景気等もあり、丘陵の乱開発にあい、北野から平山までの丘陵は宅地開発でこの道は消滅してしまいました。また、今日散策した山路も所々舗装されてしまっていますが、平山城址公園から高幡不動を歩こうと家を出ました。
京王線平山城址公園駅は私が通った平山小学校が建っていた場所です。
その前の山頂に源氏・源義経の侍大将「平山季重」の神社が祭ってあり、南面に公園が整備されています。
11時に家を出発。北野街道を横断し山の中腹にある宗印寺をぬけ狭い山道を歩くとすぐ右側に、元「武蔵野カントリー平山コース」の跡地が草ぼうぼうでしたがありました。このゴルフ場(現在は宅地)は昭和の初めに9ホール~18ホールで営業。クラブハウスは農家の家で営業していましが、あまりにも山岳コースで狭かったのかその後千葉に移り現在はありません。
そこから10分程で住宅地に着きました、以前は山の8合目付近です。
大きな桜並木を過ぎ頂上の丸山(丸い形をした頂上付近)に向かいます。10分から15分で頂上に着きました。
頂上は平山季重神社が祭ってあり、そこで一緒に来た仲間がお賽銭を奉納しました。
この頂上からは左に富士山、その右に八王子市内、中央線豊田、立川市が良く見え、手前に浅川の川辺がとてもきれいにみる事ができます。
南側の公園で一休み、トイレ休憩(トイレはとてもきれいです)をし、いよいよ頂上ハイキングです。歩きはじめると京王電鉄の研修所、グラウンドを右目に見て廃校の平山台小学校手前を右折、突き当たりが林の中の東京薬科大学校舎。左に曲がると登りになるがそこから都立平山城址公園となっています。
公園内(山の中)を進んでいくと無人の休憩所があったので「おにぎり」での昼食、山歩きはおにぎりが一番美味しいですね。
この公園はまだ出来て2年程、ハイキング客は自分たち3人。犬と子供を連れて散歩している人4人だけ。これから有名になり人が増えてくるのが予想されるスポットである。
この山にいっぱいあったオレンジ色のツツジも所々で満開に咲いていて昔の面影も!
昼食を済まし、元の野猿峠の道に戻り、歩きはじめたら左側に多摩テックの跡地、フェンスが張り巡らされ現在は販売先を見つけているようである。
歩いて行くと、右側遠方に多摩市の近代的な建物が遠くに垣間見えるようになり、お墓が見えてきた。
ここから道は舗装され下ると旧道が現れた。旧道を左に進み元多摩テック入口を過ぎるとT字路にぶつかった。
ここで左に行けば元多摩テック経営の温泉施設の入口があり道路右側の狭い入口が野猿峠の散策路で進むと右手に多摩動物園のフェンス沿いを歩き(左手は日野市役所庁舎や立川方面が見える)高幡不動・金剛寺境内へ向かっていく道になります。
しかし、今日は5月5日の子供の日。連れが「多摩動物園は4日、5日と無料入園ができる日なので行こう」という、根気に負けて右に曲がって歩いてしまった。この道はまっすぐ行けば多摩動物公園、高幡不動。途中で右折をすれば中央大学や明星大学方向に行く一般道。
T字路から15~20分で多摩動物公園にたどり着いた。午後2時頃なのに私達と同様、大勢の人が来園してくる。
案内板で説明しているおばさんと会話をしたら昔、猿が野外劇場で芸を披露していた話をしてくれた。そういえば私も何回か見ていたことを思い出した。テレビのコマーシャルで「バヤリースオレンジ」のコマーシャルだ。このコマーシャルは平日の空いている時に撮影をしていた事まで思い出した、もう50年以上前の事。思い出すのに苦労をする年齢に気が付いた。
お得意のアフリカ園を見ることにした。「キリンさん」、「ライオンさん」、「象さん」が主体かな?当然休憩が先でしたが、年齢がハイの人はもう足が痛いのなんのって!!次の目標高尾山、もう無理かな????
動物の写真を取ってブログに入れなきゃと頑張りました。
多摩動物園を後にし、来た道を戻り先ほどのT字路を通り過ぎ右目に野猿峠の進入路を見ながらまっすぐ家に帰る足取りはもうふくらはぎはパンパン、でも帰りは下り道となるので少しは楽だが!!何時もは自家用車で走っている道、知っているだけに家は遠い。
山を降りて近くのスーパーでアイスキャンディとチョコレートを買い公園で休憩。
新緑の野猿峠、他のハイカーの居ない山路を3人で歩けるこの幸せ、若葉や野に咲く花をゆっくり眺める贅沢を味あわせてくれた自然に感謝、自分の健康へのご褒美を一緒に、行動してくれた2人にも感謝し、自然の美しさを大事にしたいと考えていたら自宅に着きました。
午後4時、この地域も田んぼは無くなり宅地化してしまったが、こんなに良い所がまだ東京にある事にあらためて感謝。合掌